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家族シアター by 辻村深月

 

家族シアター

家族シアター

 

  好きな作家を挙げろと言われたら数人目に挙げるくらいには辻村深月の作品が好きだし、今まで刊行された作品は七、八割は読んでいるはず。サイン会などは滅多に行かないし興味もないのだけど、唯一この作家のサイン会には行ったくらいには好きだ。今でも私の名前入りのサイン本は大事に本棚に保管している。

 直木賞を取ったあたりから自分が本を読む時間があまり取れなくなって、著書をすべて追うことができなくなったりしているけど、少しずつ読んでいる。この本家族シアターもそれらのひとつだ。

 本書は全七編の家族をテーマにした短編集。どこで読んだのかはいまいち思い出せないけど、二つ三つは読んだ覚えがあった。どれも「鍵のない夢を見る」らへん以降の辻村らしさが出ていたけど、個人的にお気に入りは「タイムカプセルの八年」。どこで読んだかすら思い出せない初読時もなかなか良かったと感じた記憶がある。

 最近はどうも作風がほんわか良い話寄りになっているので昔ながら(?)のサスペンスな作品も読みたくなっていたり。ま、その前に、内容やら忘れかけているし、そのうち初期作品を読み返したいと思う。