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NOBUNAGA Labs 蜉蝣買った

 

 手持ちのポータブルオーディオ環境はDAPウォークマンZX2でイヤホンはWestoneのW60、リケーブルでestron linum musicを使用していたのだけど、ZX2のジャック部が一般的なステレオミニ3極ではなく4極なので、プラグ側も4極にすれば左右GND分離でクロストークが軽減され、バランス接続ほどじゃないにしても空間表現が上がるらしいということは前から知っていた。後から知ったことだけど、どうやらバランス接続とGND分離はその手法こそ違えど目指すものは同じで、両者に優位はないらしい。でもステレオミニの4極プラグケーブルってのがZX2発売当時自作以外ではほとんどなく、自作にははんだ付けとか必要なので機材もない自分はこういうアラウンド1万円のケーブルが出るのを待っていたのだ。てか本当はestronかwestone純正から極細ケーブルステレオミニ4極が出るのを待っていたんだけどまったく出そうな感じしないんですもの。

 ということでeイヤホンさん店頭で軽く試聴して少なくとも外れではないことを確認して早速予約注文した。

 ケーブルの差異もあるかと思うけれど、リケーブルしてすぐ違いがわかった。よく「ケーブルの違いで確かに音は変わるけど、それはイヤホンやプレイヤーを変えたときほどではない」と言われているけれど、今回はそんなふうには感じなかった。それほど違いがくっきり現れた。正直ここまで違いが出てしまうと沼から出れなくなってしまうんだなぁ。

 低音の量感はやや増えたように感じるが、ただ雑多になったのではなくひとつひとつの音が良い意味で明瞭になり締まっている。3極プラグのEstron musicのときは低音過多で、なんとなく雑多でごちゃごちゃして聴こえたte'の「音の中の『痙攣的』美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。」も楽器ごとの位置を判断できるくらいの余裕すら生まれる。ダンスソング的なジャンルも低音の締まりでかなり良くなった。ハッピーハードコアであるP*Lightの「Caramel Ribbon (Extend Ver.)」も、よりハッピーーーーー!って感じ。

 4極のうまみを体感してしまった今、これから先DAPやポタアンを新調する機会があったとしたら、判断材料のかなりトップの方にGND分離かバランス接続が可能かどうかが入ってくると思う。それくらい革新的な表現のステップアップだった。

 来月ウォークマンの新型であるZX100が発表されるらしいけど、ウォークマンは今後も3.5mm4極ジャックを続けていくのだろうか。PHA-3はわざわざ新規格で3.5mm×2でバランス接続対応をしているので、A&Kとかと同じように今主流の2.5mm4極でバランス対応はしなさそう。ポータブルプレイヤーに3.5mmを二本差すのはあんまり現実的でないし(その場合もうひとつアンバランス用のジャックも必要になるだろうし)、ZX2でやったように3.5mm4極でいって欲しい。それならアンバランスとは兼用なのでジャックはひとつでいいわけだし。

 というかそもそもウォークマンがバランス対応できない理由の一番が内臓アンプがデジタルアンプであるS-Masterだかららしいけど、どっかで「S-Masterは安そうに見えてうん億かかってる」とか開発者が発言していたので後続機でアナログアンプになるのはなんとなくありえなさそう。とはいえ無理にポータブルでバランス対応して欲しいってわけじゃないし、本当にバランスしたかったらPHA-3を買うのでもうS-Masterのままでもいいかなって思い始めた。

 ZX2での不満点はOSがAndroidだったことと、データ転送で使うUSBがいまだに3.0に対応していないことくらいだったので、もしZX200かZX3が出るときはここらへんをお願いします。ちなみに購入当時はバランス非対応も少し不満だったけど今回4極プラグにしてその不満は消えた。